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生命(いのち)の安全教育への取り組み~次世代を担う子どもたちへ必要な教育とは~

  • 執筆者の写真: こころの安全教育研究会・沖縄 一般社団法人
    こころの安全教育研究会・沖縄 一般社団法人
  • 8月14日
  • 読了時間: 2分

更新日:10月11日

2021年に文科省から「生命(いのち)の安全教育」が公表されました。

この教育内容とはどのようなことを目指す取り組みなのでしょうか。


文科省の公表している手引きはこちらです。


◆自分と他者の「からだ」を大切にする

◆「性暴力」とは何かを明らかにする

◆「性暴力」がまちがった行為であることを理解する

◆「性暴力」にどんなことが影響しているのかを明らかにする

◆「プライバシー」や「同意」について考える

◆被害にあったとき、サポートや支援を求めることができる


「生命(いのち)の安全教育」とは生命の尊さだけにとどまらず、性暴力ということの定義を認識し、健康な人間関係を形成するために必要な尊重する意味や具体的な態度とはということを発達段階に応じ学習していく人権教育です。


その背景には、内閣府の男女平等参画の取り組みから出てきた社会課題の解決に向けた取り組みを教育の中に取り入れる必要があるという実態があるということです。


日々メディアで報道される性暴力に関連した記事。


被害の対象が低年齢化し、0〜6歳の未就学児でさえ被害の実態があります。


私が性教育の必要性を感じた背景にはさまざまな経験に基づく動機がありますが、行動していこうと決意したのは、「子どもを産んだ」という時です。

まだ小さく自分の力だけでは生きられない存在を、尊く感じる経験は世界の捉え方さえ変えてしまうほどの感動でした。それと同時に、自分自身が自分のためにできたことがもっとあったのではないだろうか?という問いの答えが知りたい。それを知ることで、子ども自身が自分の生きるということの認識や、希望、世代に伝えていく大切なことについて感じることができるのではないだろうか?と感じ、大人になった今も学び続けています。



子どもは環境の中で多くを学習している


子が生まれ、原始反射で栄養を補足し、眠り、動き身体的な発達をしていきます。その日々を繰り返していく中で、脳はさまざまな情報を全力で活用し生まれて2年ほどで大人の8割程度の脳を成長させます。言語を理解できない赤ちゃんたちは、目に映るもの、肌で感じるもの、脳で感じる感覚で成長を遂げていきます。

ですので、その日常の風景から学習していることになります。

子どもたちが日々過ごすことの多い時間にいる大人には、ぜひ子どもにとっての良い環境とは何か。ということを問い続けながら行動していくことが、私大人にとっても暮らしやすい社会につながっていることを信じてなりません。



Eye-level view of a community safety workshop with participants engaged in activities


 
 
 

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